グーグルフォトでコストをかけずにレタッチ
店舗のブログなんかでは、写真が大事!(まあ文章も同じくらい大事なんですが)という話を以前しました。
今回は撮影後のレタッチを手軽に行う方法です。レタッチというのは、撮影した画像データの色補正や、傾きの修正、写り込んでしまった余計なものの除去など、撮影後にPC上で行う様々なことを指します。
僕らも含めて、その辺のこと職業として行なっている人は大体Adobe社のPhotoShopというアプリケーションを使っていることが多いのですが、ここでは無償で使えて、操作も簡単なGooglePhotoを使う方法を紹介します。
※GooglePhotoの入手方法や使い方というのは、ここでは解説しませんので、ご自身で調べましょう。
よくある失敗写真
お題としてワザとらしく撮影してみました。ホワイトバランスを失敗して青みがかっているのと、かなり傾いております。失敗写真の多くは、こんな感じだと思います。
Step.1 色味の調整
まずは、色味を直していきます。「自動」一発で終わることもありますが、今回はイマイチだったので、プリセットされているフィルターから色味が近かった「パルマ」を撰んで、更にマニュアルでカラー→色合いと色温度を調整しました。
商品撮影は店舗内で行うことが多いかと思いますので、カメラのホワイトバランスが正確でない場合も多いかと思いますので、この辺の調整は覚えておきましょう。
ありがちなのが、彩度なんかを上げ過ぎてコテコテのカラフルさになってしまっているケース。あくまでも見えてる色に近づける程度で済ませましょう。
Step.2 傾きと位置の調整
最後に、傾きを調整します。アスペクト比(縦横の比率)が変わらないように「元のアスペクト比」を選択しておくのを忘れずに。最後の最後に、見せたいものがセンターにくるように、上下左右の間隔を調整れば完成です。
このブログのタイトルでは、Photoshopを引き合いに出しましたが、本来この2つは比較する種類のものではありません。この程度のフォトレタッチであれば、GooglePhotoのほうが使いやすいと思います。スマホ1つで出来ますしね。
ワードプレスの場合
ワードプレスの場合、記事のアイキャッチ(サムネイル)として、正方形(上画像の赤いエリア)に切り抜かれますので、いわゆる「日の丸」構図で撮影するほうが、クリックされやすいものになるでしょう。
GooglePhotoで出来ないこと
ピントが合っていない、商品の並べ方が雑、クランクの方向を合わせていない、ブレている、暗すぎる、明るすぎる、店の中が散らかっている、他にもあるかと思いますが、根本的に写真がダメな場合の調整は出来ません。
写真を撮るのも、自転車を組み立てるのと同様に「道具(カメラ)まかせで簡単〜」そんな訳ありません。被写体となる商品をキレイに並べて、光の向き、カメラの設定をしっかり確認して臨んでください。