ボントレガーのヘルメットにジワジワきた話

スポーツ自転車のトップブランド・トレックから新しいヘルメットがリリースされました。

実は随分前からSNSでティザー広告が展開されており「なんだなんだ?」と話題になっていたんですよ。素材革命ってことはバイク本体じゃないだろうとは思っていたものの「ヘルメットかよ!」と、その地味さ加減に正直ズッコケました(笑)

ところが、ところがですよ。公開されたムービーを見ていると急激にジワジワと来たんです。その技術の凄さよりもライダーの安全をちゃんと考える姿勢に気付いちゃったんですよ。そういえば、自動車からの被視認性をアップさせて衝突事故を減らすために日中もライトを点灯させる『デイライト』を2年ほど前に推奨し始めたのはトレックでした。今回は実際の事故で脳震盪の可能性を限りなくゼロに抑えるヘルメット素材と構造の発表。あらためて業界をリードしているブランドの目線の凄さというかスケールの違いを感じています。

トレックジャパンのSNSには、『人生でバイクは何台でも乗り換えられますが、脳は乗り換えられないということを、命にかかわる製品を販売するブランドとして、これからも地道に訴えかけていきます』というツイートが。確かにその通りです。いやいや参りました。

ふと思ったのは、この真摯な姿勢って同じくアメリカの企業であるパタゴニアに似たところがあるなと感じました。製品自体の良さってのも当然あるけど、そのアクティビティだったり環境に対するアクションがブランドの姿勢を表していて、ファン(単なるユーザーではなく)を増やしている。そんな気がしました。トレックもWEBサイトを見ると色々と地味な活動を支援してたりするんですよ。こういうのって響かない人には全然響かないけど、これからもブレずに貫いて欲しいです。

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