最近、高齢者ドライバーの事故のニュースが多く報道されています。一方で果たして本当にそうなのか?という疑問もあり、少しだけネットで調べてみました。
【Yahoo!ニュース】| 高齢ドライバーの事故は20代より少ない 意外と知らないデータの真実
ソースのはっきりした記事ですので、目を通す価値はあるんじゃないかと思います。ざっくり下記のような内容です。
実際に統計上、高齢ドライバーによる死亡事故の件数は増加しているようです。(中略)
でも考えてみると、いま日本では急速に高齢化が進んでいます。それとともに65歳以上の人口が増えているわけですから、事故の件数が増えてしまうのはある意味で当然のことです。(中略)
驚いたことに、20代・40代・30代が多く、80歳以上による交通事故が最も少ないことがわかりました。少なくとも上記のデータからは、高齢者が若者と比べて特に交通事故を起こしやすいとは言えないのではないか?という気がしてきます。(中略)
いま高齢ドライバーが起こす死亡事故が急増していることが強調され、免許返納や認知機能検査などの重要性が指摘されています。確かにデータからも、件数としては少ないですが、80歳以上で死亡事故を起こす危険性が高いことが示されています。今後、高齢化のなかでこの年代のドライバーの絶対数が増えるのは確実ですから、対策が急務なことは間違いありません。
ただ心配なのは、高齢ドライバーへの風当たりが必要以上に強まることです。
オートマチック(AT)は危険だという声もあるようですが、現在販売されているクルマのAT(オートマチック)率は95%を超えているようです。ざっくり考えると事故を起こすクルマのAT率が95%を超えてても不思議ではありません。
トヨタのプリウス/アクアについても同様です。人気車種である以上、どうしても目につくのは仕方ありません。
メディアから発信される衝撃的なニュースは、大なり小なりバイアスがかかっているものです。これはメディア自体が商売である以上、ある程度は仕方ありません。そうしたほうが消費者が喜ぶんですから。
大事なのは、情報をそのまま鵜呑みにせず(この記事や紹介したリンク先もです)自分で調べた上で自分の意見を持つことだと思います。特に気になることに関してや、シェアという形でも発信するなら尚更ですね。自戒の意味も込めて書き留めておきます。