発売後3年目のレビュー|スント・スパルタン・ウルトラ

スント・スパルタン・ウルトラ

スント9を買うか悩んだ結果、スパルタン続投を決定

今年の信越五岳、バッテリーの持ちが最高に良いスント9BAROの購入も考えましたが、結局はスパルタン・ウルトラのバッテリー交換を依頼して乗り切りました。まずは、スパルタン・ウルトラの簡単なスペックを紹介。

サイズ/重量 50φ / 73グラム
光学式心拍計 なし (胸ベルトをペアリング可能)
GPS駆動時間  ベスト 18時間 / グッド 35時間 / OK 140時間
デジタルコンパス あり
接続 Bluetooth Smart / 専用USBケーブル
操作 タッチパネル / ボタンの併用
高度計 気圧 / GPS / FusedAlti (組み合せ)
作動中の充電 可能
作動中のバッテリーモード切替 可能
ストラップ素材 シリコン

ランナーが気にしそうな部分のみ抜粋しています。GPS駆動時間のベスト/グッドは共に1秒間隔で、OKは60秒間隔です。60秒間隔だとログがガタガタになってしまい、100キロが80キロくらいになってしまいますので現実的じゃないと思います。中間のグッドは普通に使えますが、ロングを走る場合はバックライトや必要性の低い通知はカットしたほうが賢明かと思います。

バッテリーに関しては信越五岳でも問題なし

信越五岳での設定は、モード:グッド、スマホの通知:OFF、バックライト:ノーマル、画面:ローカラー、心拍計:なし、こんな感じでした。ゴール予定はギリギリ22時間弱だったので、念のために4A(黒姫)と5A(笹が峰)でストップしてる間と、黒姫後の林道登り(1時間くらいあり)で小さなモバイルバッテリーで充電していました。黒姫後の林道は、僕の場合はオール早歩きですので、ケーブルはそんなに気になりませんでした。結果的に21時間でのゴールでしたが、バッテリ交換直後ということもあり、バッテリーは半分以上残っていました。同じような使い方を行えば、信越100マイルでも、UTMFの40時間台でも問題ないかと思います。

GPSモードなどの設定はスパルタン本体で行う

この設定はスマホのSuuntoアプリではなく、スパルタン本体で行う必要があります。各エクササイズ画面まで進んだところで、オプション→パワーセービングから設定する。スタート後でもモード切替は可能。メーカー公表値が35時間と完走に十分な数値であるにも関わらず、途中で充電したのは、電波の受信状態が良くないトレイルランの場合、カタログ値より随分と減りが早いことがあるため、またカタログの表記を鵜呑みにしない疑い深い性格のため。

スント・スパルタン 充電中

充電ケーブルはアンビット系とは異なりマグネット式。ケーブル付けたまま歩くのは、個人的にはそれほど気にならない。激しく腕振りして走る人はどうだろう?バッテリー切れに怯えながら、ストレスを感じながら走り続けるよりマシかと思う。

スント9BAROと比べてどうなの?

僕のまわりでもスント9BAROを使っている人は多い。羨ましい!これから新規でロングトレイル用を買うのであれば、正直スント9BAROはベストな選択だと思う。ただ今回の僕のように、既にスパルタン・ウルトラを持っている。しかもレースは年イチでしか走らない。という人間にとって、スント9BAROの実売価格82,000円は正直高かった!バッテリー交換だと1万円かからないもんね。

ちなみに新規でロングトレイル用にスパルタン・ウルトラを購入するのはどうか?と聞かれると、悪くはないと思うけど、それだったらスント9(BAROじゃないほう)がセールになっているので、その値段と見比べて決めて良いかと思う。

スント9(BAROじゃないほう)は、スパルタン・ウルトラと異なり光学式心拍計つきで、バッテリーも25時間 / 50時間 / 120時間とひとクラス長持ち。スント9BAROとの違いは、高度計がGPSのみ(気圧式ではない)というくらいで、個人的には大きな違いはないと思っている。BAROのほうも高度を正確に表示させるにはバッテリーモードでベストを選択する必要もあり、そのバッテリーモードを選べるケースって、どちらにせよ少ないと思うんですよね。

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