シルクスクリーンのコツは、スキージーの角度と力加減かも

ちょうど10日前に、初シルクスクリーンをやってみたというブログを書いていましたが、その後は年末の慌ただしさMAXになってしまい、全然やらずの日々を過ごしておりました。ということで、実に久々のプリント作業をやってみたという話です。

寝かせ過ぎていたスキージー/反っていた板

この10日の間に、ネットやYoutubeで色々と情報収集しました。僕がダメだったと思われるのは、スキージーの角度。インクを絞り出そうと思うあまり、30度くらいまで寝せていましたが、どうやら60度くらいで良いらしい。

あと気付いたのが、プリント時に使う板が反っていました。自宅に適当にあったMDF材を使っていたのですが、最大で10ミリ近く反っていたので、これも均一にプリントできない原因かもしれません。新しい板はダイソーで300×400×6ミリのMDF材が売っていましたので、それを調達し、保管時は立てかけないようにしています。

力加減

久々のプリント作業、1枚目は安定の失敗。外側に全くインクが付いていないところがありました。力が足りないのかも?と思い、ボディを換えずに(どうせ洗いますから)スキージーに倍以上の力をかけてチャレンジ。結果はオッケー。スキージーは往復させたので、2度刷ったことになります。あれだけ苦労したのに、あっけなく成功。

その後も、連続して数枚をプリントしました。濃い色のボディだと、ちょっとインクが足りないかな?と思いますが、そういった微妙なコントロールは、まだ出来ませんが、とりあえずはプリントできるようにはなりました。プリント後は、よく乾かしてから、アイロン(中温以上)で10秒以上プレスして完成です。

自分でプリントするメリット

プリント屋さんから届く請求書を考えると、コスト的なメリットは正直ないのですが、プリントを自製するメリットとしては、着古したものなどに自由にプリントできることがあげられます。というか、それくらいしか思いつきません。着古したものにプリントすることで、新たな付加価値がプラスされて、いわゆるアップサイクルしたものが出来上がります。

アメリカのランニングショップの中には、パタゴニアやサロモンなどの市販ボディに、オリジナルで店名をプリントしたものを売っているところがあります。今回のデザインの元ネタであるアメリカの”サンフランシスコランニングカンパニー”もそうです。

プリントするだけで、他店舗で買うことができないオリジナル商品が出来上がるので、価格競争する必要もなく、モデルイヤーが変わってもセールする必要もないのです。ボディのストックさえあれば、必要なタイミングでプリントするだけです。(別に自社でプリントする必要はありません)サイクリングジャージと異なり、1枚でも作れるし、やる気になれば数時間で用意できるのも大きなメリット。

そういえば、世の中にはTシャツ自体にフルカラーでプリントすることが出来る、ブラザーのGTXというプリンターが売っているらしいです。お値段2,000,000円弱くらいとか。アメリカのどこかのランニングショップに置いてるらしいです。あと、ユニクロのオリジナルプリントを作るサービスとかは、そういうやつで作るのかもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!