プリウス(20系)の中古に乗り換えて8ヶ月ほど、思い立ったのでまとめてみる。
◎ 燃費が良い。でも冬場は2割ほど低下
プリウスにした理由のひとつが、ハイブリッドの燃費の良さだったのでした。だいたい秋で22キロ/Lくらい、冬は18キロ/Lくらいでした。
ハイブリッドカーは出来るだけエンジンを稼動させないことで、燃費を良くします。冬場は暖房のためにエンジン(冷却水)を温める必要があり、エンジンを稼働させがちになります。結果、どうしても燃費が悪くなるようです。
× 冬場は使いにくいクルマだった
水温も普通のクルマのように温まりにくいため、暖房の効き初めが遅く、冬の朝にすぐに走り出したいのに、デフロスター(フロントガラスの曇り除去)がなかなか使えないのが困りました。暖房が効き始めるのも少し遅い気がします。正直、冬場は使い勝手の悪いクルマでした。EV(電気自動車)ではどうなんだろう。
ちなみに、夏場の燃費悪化はそれほどでもないらしく、というのも、普通のクルマでは、エンジンの力でエアコンを動かします。その結果、夏場は燃費が悪くなります。トヨタのハイブリッドの場合はエアコンを電気で動かしますので、燃費の低下は(あまり)ないようです。
× 車高が低いので気を使う
プリウスは燃費をよくするために空力にも気をつかっており、意外と車高(最低地上高)が低い。前に乗っていたクルマがSUV(エクストレイル)ということもあって、これまで通りの乗り方だと、簡単にフロントバンパーの下を擦りまくってしまいます。スーパーやコンビニの輪止めすら擦ってしまうので、輪止めに当たらないように50センチほど手前で停めてみたり、わざわざバックで駐車する必要があったり、そういうことに気を使う必要があるのが、正直面倒くさい。
○ 結構パワフル
プリウス(20系)の車重は1,300kg弱と見た目より重たいものの、低速からトルクを発生するモーターのアシストもあって、アクセルを踏めば(踏まないんだけど)結構速い。実は、エンジン+モーターで144psと意外とパワフル。20代の頃に買ったシビックVTi(1500のVTEC)が確か1,000kgくらいで130psだったんで、パワーウェイトレシオ的なものは似たような感じかも。
○ まとめ
今のところのまとめとしては、非常に良いクルマという印象。20系のプリウスは当時のトヨタが威信をかけて?コスト度外視して開発したクルマらしく、色んなところで、良く出来てるなーと感心することが多い。これがトヨタ車のクオリティという感じなのだろうか。と言うのもの、新車価格(知らないけど)はそれなりの値段だったろうし、10年チョイ落ちとはいえ、自分が所有するクルマの中では最新なので、そんなものかもしれない。
しかし、前述の車高の低さで、何も考えずに輪止めに頭から突っ込むと、バックする際に「バリバリバリ〜!」と、ものすごい音を立ててしまうことは個人的には非常にストレスを感じる部分。轍のあるジープロードなんかに乗り込むときは、気をつけないとひどい目に遭いそうだ。
欲を言うと、埋め込み式のナビ&オーディオが何とも無駄。とはいえ、Amazonで3,000円くらいで買ったAnkerのFMトランスミッターが意外と便利で、他県に乗り込と周波数を変更しないといけない(使われていない周波数に合わせる必要がある)ことや、たまにBluetoothが切れてしまうことが、面倒と言えば面倒だけど、音質も含めて、別に大きな不満ではない。安上がりな性格で良かった。
20系のプリウス(2003〜)の中古は走行距離なんかにもよるけど、トヨタディーラーで保証付きで買って大体40〜50万くらい。ロードサイドの中古車屋さんだったら(お勧めしないけど)もっと安く買うことが出来ると思う。実用的で手間のかからないクルマが欲しいって人には良い選択だと思う。