商品撮影におすすめのカメラ・レンズの話

自転車店さんの色んなことをサポートする業務の中で、WEBサイトの改善に取り組むことは多いです。WEBサイトを作り替えること自体は、時間とお金をかければ特に難しいことではないのですが、本当に大変なのは、クオリティを維持しながら更新し続けていくことです。

そんな中で、やっぱり写真は大事だと思います。パッと見で写真が酷いと見る気が起こりません。最近はスマホのカメラも充分に高性能とは思いますが、店舗での撮影にはやっぱり一眼レフとそれなりのレンズが必要です。見せたいものを注目させるために、見せたい部分以外をボカす手法が使えるからです。

ほぼ全ての、デジタル一眼レフカメラは、レンズの交換が出来ます。交換レンズは、自転車と同じように、値段もピンキリですが、僕がおすすめするのは、『キヤノン EF50mm F1.8 STM』というレンズです。このレンズは、安いわりに良く撮れるということで、キヤノンを使っている方の間では、よく知られている定番レンズです。実売価格は約1.5万円と、この手のレンズにしては破格値です。4〜5倍の値段でもイケそうです。

特徴としては、低価格だけど、キレイにボケた写真が撮れることです。単焦点レンズと言って、ズームが付いていません。ズームレンズのほうが便利ですが、自転車店で商品撮影する用途であれば、自分で前後に動けばOKです。

もちろん、レンズ単体ですので、カメラ本体が必要になります。ついでに言うとキヤノンのレンズなので、キヤノンのEFレンズが使えるデジタル一眼レフを選んでください。EOS60Dとか70Dとか80Dとか、そんな感じですね。Kissシリーズでも使えると思います。絞り優先AEモード(Av)が使えることを確認してください。カメラ自体は別に5年くらい前のものでも、自転車店での商品撮影であれば、問題ありません。少なくとも、お店の売上にもブログの閲覧数にも影響しませんので、程度のよい中古でもあれば、別にそれでOKです。(別に最新型でも大丈夫です。僕は最新スペックを追いかけない性格なもので)

ざっくりとした使い方の説明ですが、カメラの絞り優先AEモード(Av)を選択して、カメラのダイヤルなどで『絞り値』の数字を小さく(最小F1.8)して撮影します。ボケやすいということは、ピントの合う範囲が狭いということです。ピント合わせがシビアってことですね。見せたいところまでボケている場合は、先程の絞り値を少し大きくして(例:F2.8など)再度撮影してみてください。

F1.8
F5.6

上手にボカすためのコツは、被写体(撮りたいもの)とボカしたい背景の距離の差を設けること。被写体のすぐ背面に壁があるより、多少ゴチャゴチャしてても構いませんので、ある程度抜けてるほうが良いですね。その辺は、実際にトライ&エラーを繰り返して良いところを見つけてください。

追記:撮影後のレタッチ(補正)について、ちょいと書いてみました。

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