
2023年の12月に購入したiPhone15 Pro Maxについて、6ヶ月ほど使ってみて感じたことを気に入ってる点、そうじゃない点に分けて書いてみる。
気に入ってる点
カメラ性能
非常に漠然とした表現なんだけど、やっぱり違うなーと実感。シネマティックモードの違和感のあったマスクが改善されている気がする。具体的には髪の毛がある頭の輪郭や、 腕と身体で脇の下に輪ができた場合のマスク残し(ボケない)などに改善が見られる(気がする)。ただし完璧ではない。
RAW(静止画)撮影での階調の細かさも良い。動画のProRes撮影にも同様のメリットが期待できる反面、データ量量は大きめ。撮影プランがしっかりしている(無駄に撮らない)場合、かつ微妙な天気の場合に活用できるんじゃないかと思う。どちらにしてもカラーグレーディングありきなので、メリットを感じる人は少ないと思われる。
今回の乗り換えで欲しかったのはカメラの性能だったので、ここに関しては不満はない。iPhoneで撮ったデータをワイヤレスで(そこそこ高速で)Macに転送できるのも非常に便利。
5倍(120mm)光学ズーム
初めは気にしてなかった5倍ズームだけど、圧縮効果を狙ってチョイチョイ使うようになった。高画素のためデジタルズームを併用しても、そこまで酷くならないのが素晴らしい(どうせモバイルの解像度でしか見られないんだし)
手ブレ防止アクションモード
iPhone14から搭載された技術のようだが、Go-Pro並みに優秀だと思う。ただし、Go-Proのようにアクションスポーツの現場でバンバン使えるかというと別の話。iPhoneは壊れやすくて高価。同じように使えるわけがない。ただし、アクションモードの制御は優秀。僕はせいぜいランニングを撮る程度なので、今のところiPhoneのほうにメリットを感じている。
気に入らない点
デカくて重い
とにかく大きくて握りにくい。そして重い。さらに大き過ぎて画面上のアイコンやボタンに指が届かない場合もある。僕の手のひらは、特に小さい訳でもないと思うのだが、これまでのiPhoneがコンパクトなものだったこともあり、使い始めの頃はとにかく使いにくかった。ただし、これは僕が現物を見ずに購入したこともあるかと思う。詳細なサイズも重量もWEBサイトにしっかり掲載されているのだから。
よく落とすようになってしまったので、Amazonで買ったヒモを着けている。ガラケーのようだ。
ジンバル使用時の重量に注意
真剣に困るのは、スマホ用ジンバルの重量制限にかなり近いということ。これはジンバル次第なので皆さんにとってどうなのかは分からないものの、金属製のケージなどは絶対にNGになると思う。
同じような問題として、サイズもギリギリでワイヤレスマイクのレシーバーをUSB-Cポートに挿すと本当にクリアランスは僅かしかない。USB-Cの角度を変えるアダプターを使用して背面方向にレシーバーを付けるようにしているが、万一のトラブルを考えると、そういうものは出来るだけ付けたくないというのが本音。
どっちもどっちな点
ライトニング→USB-Cに変更されたことは、基本的に歓迎ではあるものの、ワイヤレスマイクなどのデバイスを買い替える必要があるのは確実にマイナス。
MacとUSB-Cで接続しても、いわゆるストレージのような扱いはできないため(僕の問題ではないと思うんだけど)めちゃ便利という印象はない。今のところエアドロップを使って転送している。データがたくさんあると面倒に思っていたが、おかげで無駄に撮ることが減った気がするのはメリットかも。
カラーはナチュラルチタン色にしたんだけど、全く色気のないSpigen社の耐衝撃ケースを使っているので全くわからない。おまけに、サンワサプライのフィンガーストラップという落下防止のストラップまで着けている。あまりのダサさにスティーブ・ジョブズもびっくりしているだろう。